2021.07.14 新進のつぶやき
みなさんこんにちは、新進建設の田端です。
先日このコーナーでもご紹介させていただきましたが、新進建設がお届けする「個性」のひとつが、こだわりの直輸入建材です。
スタッフが自ら海外の産地に出向き、素材を見極め現地のメーカーと交渉。
自社でデザインして、新進建設の住まいの建材としてふさわしい製品に仕上げています。
私自身も、これまでたびたび海外に出かけ、さまざまな建材の仕入れに携わってきました。
そんな中から今回は、砂岩の輸入先であるインドに出張に行った際に撮った写真をご紹介します。
インドは「砂岩埋蔵量世界一」を誇る国です。
取引先である「マルブロス・ストーン」の石切り場は、荒涼とした砂漠のど真ん中にありました。
10分も立っていたら熱中症になりそうな灼熱の砂漠に、粗末なトタン屋根を架けただけの石切り場。
中では機械が唸り声をあげて砂岩をスライスしています。
さらに加工場では、職人さんが私たちの細かい注文通りに、一枚ずつ砂岩の周囲をブッシュハンマーで叩いて仕上げていました。
深みのある独特の風合いは、丁寧な手加工で生まれているのですね。
そしてこの写真は、石切り場の従業員の皆さんの住まいでしょうか。
仕事柄、どこへ行っても住宅のデザインが気になります。
こちらの建物は、採掘した石の端材を積み重ねて外壁を造っています。
そこにあるもので家を造る。文字通り「地産地消」の「組積造(そせきぞう)」ですね。
まず外壁を積上げて、資金が貯まったらエントランス周りから徐々に漆喰を塗って仕上げてゆくようです。
内部は意外に涼しく、質素ながらインドの伝統的な装飾ディテールを取り入れた住宅は好感が持てました。
新進建設がインドの石材メーカー「マルブロス・ストーン」から直輸入している砂岩のサイズは5種類。
さらにサイズごとにベージュとピンクの2種類の色を組み合わせて、深みのある石張りの風合いを生み出しています。
写真は、そのインドから直輸入した砂岩と、
中国から輸入しているロートアイアンを大胆に使った当社の街づくりの例です。
このように、世界中から住まいづくりへとつながる素材を調達し、「本物」でつくる魅力的な住まいをみなさんにお届けしています。