珪藻土を巡る旅
新進建設の標準仕様としておなじみの珪藻土は、調湿・消臭効果が期待できる壁材として人気の自然素材です。
また珪藻土は古くから七輪などの素材としても使われてきた、日本人には馴染みのある素材です。
そこで今回は、珪藻土のメリットを改めてご紹介します。
●珪藻土はプランクトンの堆積物
「珪藻」とは、その名の通り藻類・プランクトンの一種。淡水・海水関係なく水中に広く分布しており、一生を終えると死骸の殻部分だけが水底に蓄積していきます。
この殻が積み重なって化石化したものが珪藻土です。
●最大のメリットは調湿性
珪藻は乾燥剤として用いられる「シリカゲル」の原料でもあります。乾燥剤として使われるだけあって、珪藻土は高い吸湿性・吸水性を誇る素材であり、夏は高温多湿になる日本の住宅における建材としても最適です。
[caption id="attachment_24081" align="alignnone" width="650"] モデルハウス「桧の香」の壁は、珪藻土を使用しています[/caption]
●消臭効果が見込める
多孔質の珪藻土は、湿気だけでなく臭いの元となる成分も吸着してくれます。
そのため、タバコやペットの臭いなどを和らげてくれる消臭効果も見込めます。
●断熱性がある
多孔質の穴の中には空気が満たされていて、層のような役割を果たすため、高い断熱効果が期待できます。七輪の原材料であることが頷けますね。
●シックハウス症候群を引き起こしにくい
シックハウス症候群とは、建材に用いられている化学成分から発生する有毒物質やダニ・カビによって引き起こされる健康障害のこと。
珪藻土は天然素材であることに加え、高い調湿性によってダニやカビの発生を抑えるため、シックハウス症候群を引き起こしにくい素材と言えるでしょう。【出典/リノベ不動産】
このように、たくさんのメリットがある珪藻土。
新進建設のモデルハウス「桧の香」と「ラミアカーサ」は珪藻土の塗り壁で仕上げています。
清々しい空気感を是非ご体感ください。
次回は珪藻土の産地をご紹介します。