和モダン
雨を聴く家
南足柄市S様邸
CONSEQUENCE
完成編
茅色(かやいろ)の家
シックな茅色でまとめた和モダンの家が完成しました。
屋根に雨樋はありません。
深い軒下に設えたヒノキの濡れ縁に座り「雨を聴く」家です。
土間玄関
壁の奥に隠れた玄関引き戸を開けると、土間と一体になったリビングが広がります。
庭先から土間へ直接出入りできる掃き出し窓は、屋外作業にとても便利です。
格子戸
季節に応じて自由に開閉できる特注デザインの4枚の格子戸が、土間とリビングを隔てています。
写真ではわかりにくいのですが、空調効率を考え格子戸の上はガラスで仕切られています。
杉の家
野趣にあふれた杉のフローリングと天井板、珪藻土の塗り壁で仕上げた清々しいリビングルーム。太い杉の梁が吹抜け空間をダイナミックに横切っています。
足柄平野と相模湾を見下ろす東庭に設えたヒノキの縁側に沿って、大きな掃き出し窓を配置しました。
続き間の和室
杉の大黒柱を中心に、井桁格子と網代天井で仕上げた和室、LDK、そして水回りの諸室に分割されています。
アイランドキッチン
クールなステンレスと、温かみのある木目のコントラストが美しいアイランドキッチン。
バックカウンターの壁に設えた陶器調のタイルと杉の天井、そして間接照明。
細部に至るまで奥様のこだわりが感じられるキッチンです。
寝室
外の濡れ縁でリビングと繋がる主寝室。
ベッドのヘッドボードの上に横長のニッチと間接照明をデザインしました。
ニッチの脇には充電用のコンセントがあります。
壁の奥はウォークインクローゼットです。
書斎
2階の固室はご主人の書斎部屋。といってもドアはありません。
リビングとの繋がりを重視しました。
完成見学会
S様ご協力のもと完成見学会を開催いたしました。
誠にありがとうございました!
Portrait
設計打合せ
地鎮祭
地鎮祭
上棟
完成
ご夫婦揃って
担当スタッフと一緒に記念撮影。
ありがとうごさいました!
設計
嶺山 明宏
IC
河西 尚美
不動産
中村 寛之
Hiroyuki Nakamura
S様、完成おめでとうございます。思い起こせば2年前、土地探しのスタートからお手伝いさせて頂きました。その時は、こんなにも時間が掛かるとは思いもよりませんでしたが、完成した建物を見た時は感極まりそうになりました。奥様から頂いた土地情報は、正直難しいだろうと思いましたが、調べ尽くして建築に辿り着いた時は、自分自身の成長を感じました。良い経験をさせて頂きまして本当にありがとうございました。スローライフを思う存分楽しんでください。
建設
水越 圭一
Keiichi Mizukoshi
竣工おめでとうございます。去年の夏、既存建物の解体から担当させていただき広い敷地と眺望に驚いたのを 覚えています。秋深まったころ上棟し、2階からの景色をご夫妻で眺めて喜んでいた姿は今でも 思い起こされ、私自身も嬉しくなり、同時に身の引き締まる思いになったことを 覚えています。S様の家づくりに対する期待は、使用材の上質さで職人たちへも自然と伝わり、 完成時の出来栄えは驚くほどの品質となりました。これから定期点検でしばらくお付き合いがまだ続きますが、快適に暮らせるように頑張ります。
01
Prologue
S様と新進建設のお付き合いは、土地探しのお手伝いから始まりました。
いくつかの候補地にプランを入れ検討を重ね、最終的にご購入された土地は、眼下に足柄平野を見下ろす丘陵の中腹、豊かな緑に囲まれた250坪の広大な敷地です。
敷地写真
02
設計編
大屋根
大屋根のシルエットが美しいS様邸。
2階にご主人のワークスペースがあるものの、その間取りは平屋造りに近い設計です。
雨を聴く
寝室とリビングに跨る、約15メートルに及ぶヒノキ造りの濡れ縁の屋根に雨樋はありません。
「雨を聴く家」がS様ご夫婦のコンセプトです。
杉のインテリア
床と天井は木目のコントラストが美しい無垢の杉板張り、壁は白茶色の珪藻土で仕上げます。
古民家を彷彿とさせる野趣にあふれたインテリアです。
03
地鎮祭編
初秋好日
残暑があるものの秋の気配が感じられる9月好日、S様邸の地鎮祭が執り行われました。
鍬入れ
掛け声とともに、御夫婦仲良く鍬入れ(くわいれ)です。
玉ぐし拝礼
工事の安全と無事の完成を祈念して、神前へ玉ぐしを納めて拝礼します。
いよいよ着工
建築確認申請も完了し、設計図も整いました。
いよいよ着工です。
完成は2022年春の予定です。
引き続き、よろしくお願いいたします!
04
基礎工事編
基礎着工
工事がスタートしました。
周囲の土砂を掘削後、湿気の立ち上がりを防止して耐久性能を高める、「防湿シート」を基礎全面に敷き込みます。
鉄筋検査
構造計算に従って、防湿シートの上に鉄筋を細かく組み立てます。
この段階で第三者機関の検査が行われます。
コンクリート工事
型枠を組み立てたのち、コンクリートが打設されました。
基礎完成
型枠を脱型すると、綺麗な鉄筋コンクリートの「べた基礎」が姿を現しました。
床下の配管を先行工事して、上棟の日を待ちます。
05
上棟編
上棟準備
風雨から建物を守り、場内を綺麗に保つために、上棟に先立って場内をグランドシートで養生します。
土台敷
井桁に組んだ「土台」の間に床断熱材を敷き込み、分厚い構造用合板で覆いました。
「剛床」の完成です。
上棟スタート
いよいよ上棟が始まりました。
クレーン車が唸りを上げるなか、次々と柱や梁が組み上げられてゆきます。
上棟
屋根の頂部の「棟木(むなき)」が組みあがりました。
上棟の瞬間です。
その後も雨から大切な建物を守るために、屋根工事が続きます。
屋根下地が完了したのち、ブルーシートで大切に養生して作業終了です。
S様、上棟おめでとうございます!
06
工事編
屋根工事
上棟後は風雨から建物を守るために、まずは屋根工事からスタートです。
防水紙を大屋根全体に敷設しています。
吹付断熱工事
高断熱高気密の魔法瓶断熱の完成です。
大工工事
本格的な木工事が始まりました。
デリケートな無垢の杉のフローリングや天井パネルを、大工さんが1枚1枚丁寧に取り付けてゆきます。
左官工事
外部は左官工事が始まりました。
下塗り、中塗り、仕上げ塗りと、数回の工程を繰り返して外壁が出来上がります。
建具工事
いよいよ完成間近、建具屋さんの登場です。
オリジナルデザインの格子戸を吊りこみます。
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