秦野市本町に喫茶店「Pｏｓｙ」兼八百屋店「神田屋」兼住宅を構えるS様。

この度、片町通りの道路拡幅による土地区画整理事業により道路向かいの土地にお引越しをされることになりました。長年この土地で喫茶店を営んでいらしたので常連の方がたくさんいらっしゃいます。そんな常連の方の憩いの場の雰囲気を壊さずに、居心地の良い空間を作って行きたいと思います！

今回は、Ｓ様のご両親が営んだ八百屋店「神田屋」は移転と共に惜しまれながらも閉店することになりました。本当に長年お疲れ様でした。新たにカフェの2階に併設するのが、Ｓ様の運営するネイルサロンです。移転先の道路向かいには、弊社で以前施工をさせていただきましたイタリアンレストラン アルティザンもあります。秦野片町通りのメインストリートで並んで建築です。

女店主のＳ様は明るく気さくなお人柄で常連さん達がいつも楽しそうに行き来をされるのも納得の雰囲気をお持ちです。新しくなったＰｏｓｙでもきっと変わらずに温かな雰囲気でお客様を迎え入れて下さるんだろうなと感じます。

店舗：パブリックスペース

店舗の賑わい演出・ご家族の趣味でもあるバンド演奏なども計画

住居：プライベートスペース

住まいとしての各室での落ち着きの演出と店舗との動線計画

木造耐火2階建ての店舗併用住宅での計画です。運営しやすく個々の独立性に留意し、木造建築での遮音性に弱さをプラン的に解消する為、2階部分での分棟プランです。

店舗の使いやすさに配慮して、住戸のウォークインクローゼットと店舗キッチン部分のパントリーで行き来ができる様に設計しました。店舗部分では、大きな吹き抜け空間の中に舞台の様に2階客席を計画すすことでバンド演奏の舞台になります。

住居部分の2階中心に、広々としたボックス型のバルコニ―を計画することで 2階の各寝室部分を分断して居室同士での独立性も確保しております。

防湿シートが敷き詰められ、型枠を設置している状況です。

基礎の配筋です。配筋はとても重要で鉄筋相互のピッチや鉄筋径、まっすぐに設置できているか等チェック項目が多々あります。大変きれいな配筋施工です。職人さんの技術力が光ります。

耐圧盤のコンクリート打設後、今度はコンクリート基礎立上り部分のコンクリートを打設します。立上り打設前の型枠が完了しました。

コンクリート打設後、養生期間を経て型枠を脱型しました。クラック（ひび割れ）もなく大変きれいな仕上がりです。コンクリートは水とモルタルの水和反応により硬化しますが、急激な温度上昇はひび割れの原因となります。
また、コンクリートの強度の発現には適切な温度管理が必要です。

床下の断熱材を敷き詰めたところです。
四角く空いているのは床下点検口がつくためです。

建方開始です。クレーン車が到着しました。

大工さんが段取りよく作業を進めていきます。

2階の床梁まで作業が進みました。

屋根の垂木を固定していきます。

耐水下地を施した後に防水紙（アスファルトルーフィング）を水下側から貼り上げていきます。

無事上棟が完了しました。四方固め（しほうかため）の様子です。
工事の無事完成を祈念して棟梁に続きお施主様が建物の四方を清めます。

上棟、おめでとうございます！！

屋根工事

屋根工事がスタートしました。アスファルト系の防水紙（緑色）の上に、
高耐久のガルバリウム鋼鈑を葺いていきます。

窓工事

耐震筋交いとサッシを取り付けます。

電気配線工事

コンセントやスイッチの位置の最終確認は、お客様と現場で行います。
その後、電気配線工事となります。この複雑な配線工事ができる電気屋さんはすごいですよね。

吹付断熱工事

外壁廻りと屋根にウレタン断熱材を吹き付けます。
魔法瓶のように高気密高断熱の建物になりました。

内装下地工事

壁に内装下地の石膏ボードを貼っていきます。
徐々にお部屋の形が見えてきました。

外装工事

外壁の左官工事状況です。
下塗り、中塗りを経て仕上げ塗りを行います。

仕上げ工事

各部屋に造作家具を設置していきます。

Ｓ様邸はまもなく完成です！