神奈川県南足柄市
雨を聴く家
平屋｜桧の香
CONCEPT
眼下に足柄平野を見下ろす丘陵の中腹、豊かな緑に囲まれた250坪の広大な敷地です。2階にご主人のワークスペースがあるものの、その間取りは平屋造りに近い設計です。寝室とリビングに跨る、約15メートルに及ぶヒノキ造りの濡れ縁の屋根に雨樋はありません。「雨を聴く家」をコンセプトに美しいシルエットの大屋根、床と天井は木目のコントラストが美しい無垢の杉板張り、壁は白茶色の珪藻土で仕上げました。古民家を彷彿とさせる野趣にあふれたインテリアです。
外観
シックな茅色でまとめた和モダンの家です。
屋根に雨樋はなく、 深い軒下に設えたヒノキの濡れ縁が特徴です。
土間・リビング
壁の奥に隠れた玄関引き戸を開けると、土間と一体になったリビングが広がります。
庭先から土間へ直接出入りできる掃き出し窓は、屋外作業にとても便利です。
季節に応じて自由に開閉できる特注デザインの4枚の格子戸が、土間とリビングを隔てています。
写真ではわかりにくいのですが、空調効率を考え格子戸の上はガラスで仕切られています。
野趣にあふれた杉のフローリングと天井板、珪藻土の塗り壁で仕上げた清々しいリビングルーム。
太い杉の梁が吹抜け空間をダイナミックに横切っています。
足柄平野と相模湾を見下ろす東庭に設えたヒノキの縁側に沿って、大きな掃き出し窓を配置しました。
和室
杉の大黒柱を中心に、井桁格子と網代天井で仕上げた和室、LDK、そして水回りの諸室に分割されています。
キッチン
クールなステンレスと、温かみのある木目のコントラストが美しいアイランドキッチン。
バックカウンターの壁に設えた陶器調のタイルと杉の天井、そして間接照明。
細部に至るまで奥様のこだわりが感じられるキッチンです。
書斎
2階の固室はご主人の書斎部屋。といってもドアはありません。
リビングとの繋がりを重視しました。
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